日経平均が5カ月ぶり高値!米中歩み寄りと配当取りで沸く株式市場の行方

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2019年09月25日の東京株式市場は、投資家の期待感が形となったかのように、日経平均株価がわずかながらも3日連続で値を上げました。この日の終値は4月26日以来、実におよそ5カ月ぶりとなる高値圏に到達しており、市場には確かな熱気が漂っています。SNS上でも「ようやく春先の水準まで戻ってきた」「買いの勢いが止まらない」といったポジティブな声が目立ち、個人投資家の間でも強気な姿勢が広がっているようです。

相場を押し上げた最大の要因は、長らく世界経済の重荷となっていた米中通商協議への不安が和らいだことにあります。これまでは両国の対立激化を恐れる「過度な懸念」が重石となっていましたが、歩み寄りの兆しが見えたことで、株価指数先物を中心に積極的な買いが先行しました。ちなみに株価指数先物とは、将来の特定の日にあらかじめ決めた価格で指数を売買する約束をする取引のことで、現物株に先行して相場の方向性を示す特徴があります。

もちろん、短期間で価格が上昇したため、利益を確定させるための売り注文も相応に出されました。しかし、2019年09月26日に控える「配当権利付き最終売買日」に向けた需要が、相場の下値を力強く支えています。この日は、株主として配当金を受け取る権利を得るために株を保有しておくべき期限であり、多くの投資家が駆け込みで買いを入れる時期なのです。こうした季節特有の動きが、売り圧力を巧みに打ち消したといえるでしょう。

テクニカル分析の視点、つまり過去のチャートや数値から相場の周期性を探る手法で見ると、現在は「買われすぎ」を示す指標が散見されます。普通なら大きな調整が入ってもおかしくない局面ですが、配当の再投資を狙った資金流入への期待感はそれ以上に根強いものでした。市場のパワーバランスが完全に強気に傾いている証拠であり、単なる一時的なリバウンドを超えた、底堅いトレンドが形成されているように私には感じられます。

また、市場全体を俯瞰すると、日経平均以外の指標も輝きを放っています。JPX日経インデックス400は反発に転じ、2019年04月17日に記録した年初来高値を塗り替える快挙を成し遂げました。さらに東証株価指数(TOPIX)も3日続伸となっており、一部の大型株だけでなく、市場全体に資金が循環している健全な状態がうかがえます。投資家たちが自信を取り戻し、リスクを取ってリターンを狙う姿勢が鮮明になっています。

特に注目すべきは、新興企業向け市場の勢いでしょう。日経ジャスダック平均株価は、なんと12日連続で上昇するという、約2年半ぶりの驚異的な記録を打ち立てました。東証マザーズ指数も3日続伸しており、中小型株への物色意欲も非常に旺盛です。米中関係の改善という外部環境の好転と、配当取りという国内イベントが絶妙に噛み合った結果、現在の日本株は非常に魅力的な投資対象として輝きを放っていると確信しています。

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