愛知県名古屋市にキャンパスを構える名古屋工業大学が、学内の象徴的な施設である講堂「ナイテックホール」の命名権、いわゆるネーミングライツを取得するパートナー企業の募集を開始しました。この取り組みは、建物全体を対象とした命名権の公募として、東海地方に位置する国立大学の中では初めての試みとなります。2019年09月25日に発表されたこのニュースは、教育機関の新たな財源確保の手法として大きな注目を集めているのです。
そもそもネーミングライツとは、施設やイベントなどの名称に、スポンサー企業の社名やブランド名を冠することができる権利を指します。企業側にとっては、地域社会への貢献をアピールできるだけでなく、大学というアカデミックな場を通じてブランドの信頼性を高める絶好の機会となるでしょう。SNS上でも「国立大学がこれほど大胆に動くのは意外だ」「どんな名前になるのか楽しみ」といった期待の声が数多く寄せられており、市民の関心も非常に高いことが伺えます。
今回の募集期間は2019年12月10日までとなっており、契約が締結されれば、2020年04月01日から4年間にわたって新しい愛称が使用される予定です。得られた命名権料は、学生たちの教育研究活動の支援や、老朽化した設備の充実、さらには学習環境の整備へとダイレクトに活用されます。大学側が自らの資産を有効活用し、民間の活力を取り入れようとする姿勢は、これからの国立大学経営において非常に重要なモデルケースになると私は考えています。
伝統ある講堂がどのような新しい名前で生まれ変わるのか、その行方は大学関係者のみならず、地域経済を担う多くの人々にとって注目の的です。産学連携の新しい形として、企業の想いがキャンパスのシンボルに刻まれる日はもうすぐそこまで来ています。この革新的な一歩が、名古屋工業大学のさらなる発展と、優秀なエンジニアたちの育成に大きく寄与することを願ってやみません。