JFEエンジニアリングを牽引する大下元社長は、今後の海外展開においてアフリカ大陸を中長期的に極めてポテンシャルの高い「約束された市場」と捉えています。2019年09月26日現在、同社は成熟した国内市場から一歩踏み出し、未知なる可能性を秘めた新興国の開拓にさらなる情熱を注ぐ構えです。まずは得意とする橋梁などの大規模な都市インフラ整備を足掛かりにして、現地での信頼を確固たるものにする計画を立てています。
強固な土台を築いた後には、生活に密着した水処理施設や環境負荷を低減するごみ処理発電などの分野へ事業領域を広げる青写真を描いています。SNS上では「アフリカの発展に日本の技術が貢献するのは胸が熱くなる」といった期待の声や、「インフラの維持管理まで含めた長期的なサポートに期待したい」という前向きな反響が数多く寄せられました。こうした世論の支持を受けつつ、同社は着実にアフリカの地で根を張ろうと準備を進めているところです。
特筆すべきは、同社が欧州で手掛けた大型案件の受注によって、海外事業全体を黒字化させるという強い意志を示している点でしょう。昨今のグローバル競争は激しさを増していますが、高度な技術力を武器に収益性を高める姿勢には、日本を代表するエンジニアリング企業としての矜持が感じられます。私は、このようにリスクを恐れず成長市場へ飛び込む経営判断こそが、停滞する日本経済に新しい風を吹き込む鍵になると確信して止みません。
また、大下社長はデジタル変革への対応として、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)に精通した次世代人材の育成を急いでいます。ここで言うIoTとは、あらゆる設備をインターネットで繋ぎ、遠隔での監視や効率的な運用を可能にする革新的な技術を指す言葉です。物理的な建設だけでなく、データサイエンスを融合させたスマートなインフラ管理こそが、これからの世界のスタンダードになるのは間違いありません。
単なる「建設会社」の枠を超え、テクノロジー集団へと変貌を遂げる同社の歩みは、投資家だけでなく技術者志望の若者からも熱い視線を浴びています。アフリカという広大なフロンティアで、日本のAI技術がどのように環境問題やインフラ不足を解決していくのか、その行方に注目が集まっています。2019年09月26日の発表を機に、JFEエンジニアリングのグローバル戦略は、かつてないほどダイナミックな加速を見せることになるでしょう。