🇨🇱チリが「ファーウェイ排除せず」!次世代通信規格5Gの行方を巡る南米の通信戦略と米中対立の波紋

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2019年6月17日、南米のチリが次世代通信規格である5G(ファイブ・ジー)の導入に関して、大きな方針を打ち出しました。ロドリゴ・ジャニェス貿易副大臣が日本経済新聞の取材に応じた際、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)を排除しない考えを明確に表明したのです。これは、トランプ米政権が安全保障上の懸念からファーウェイ製品を5G分野から締め出す動きを強めている最中にあり、チリのこの決定は国際的な注目を集めることでしょう。

5Gとは、現行の4G(フォース・ジー)に続く第5世代移動通信システムのこと。従来の通信技術に比べて通信速度が極めて速く、遅延(データの送受信にかかる時間)が少なく、多数の端末を同時に接続できるという革新的な特徴を持っています。これにより、自動運転や遠隔医療、そしてIoT(モノのインターネット)と呼ばれる家電や機器がインターネットで繋がる未来社会の基盤となることが期待されています。

米中対立が激化する中で、アメリカは同盟国や友好国に対し、安全保障上のリスクを理由にファーウェイ製機器の排除を促していますが、チリはこの圧力に対し、通信インフラの選択における主権を堅持する姿勢を見せていると言えるでしょう。この報道がSNS上で拡散されると、「チリの選択は賢明だ」「国の利益を優先すべき」「安全保障と経済合理性のバランスが難しい」といった様々な意見が飛び交い、大きな反響を呼びました。

🇺🇸米国の排除戦略に抗う南米諸国の動き

チリと同様に、南米の大国ブラジルも、ファーウェイ製品を排除しないという姿勢を示しています。これは、中南米諸国が、アメリカの意向とは一線を画し、自国の経済発展やインフラ整備における合理性を重視していることの表れだと考えられます。ファーウェイは技術力が高く、価格競争力もあるため、新興国にとっては魅力的な選択肢であることは間違いありません。

私個人の意見としては、通信技術という国の根幹を担うインフラ整備においては、特定の国からの圧力ではなく、技術の優位性とコストパフォーマンス、そしてセキュリティ対策の信頼性を総合的に評価して決定を下すことが、国家の長期的な利益に繋がると考えます。チリやブラジルの判断は、経済的な効率性を最優先した現実的な選択と言えるでしょう。

今後、5Gを巡る国際的な技術覇権争いはさらに複雑化することが予想されます。各国がどのような基準で通信機器メーカーを選定するのか、そしてその選択が国際政治や経済にどのような影響を及ぼすのか、引き続き注視していく必要があるでしょう。南米の動きは、グローバルな5G導入のあり方に一石を投じることになるのではないでしょうか。

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