ファンケルが静岡・三島に80億円の巨額投資!サプリメント新工場建設で中国市場と健康需要を狙い撃ち

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健康意識の高まりとともに、私たちの生活に欠かせない存在となったサプリメント業界に、大きな動きがありました。無添加化粧品や健康食品で知られるファンケルが、2019年09月25日に静岡県三島市へサプリメントの基幹となる新工場を設立すると発表したのです。このプロジェクトには、土地の取得や最新設備の導入を含め、総額で約80億円という莫大な資金が投じられる計画となっています。

今回の投資によって、同社のサプリメント生産能力は、現在の3倍から最大で3.5倍という驚異的なスケールへと跳ね上がる見通しです。SNS上では「ファンケルのサプリは愛用しているから、供給が安定するのは嬉しい」「三島に大きな工場ができるなんて、地域活性化にもつながりそう」といった期待の声が寄せられています。生産体制を劇的に強化する背景には、国内外で膨らみ続ける「健康への投資」という強い追い風があるのでしょう。

新工場の拠点となるのは、オムロンから取得する三島事業所の跡地です。敷地面積は約3万4671平方メートル、延べ床面積は約3万715平方メートルという広大な6階建ての施設が、次世代の健康を支える拠点へと生まれ変わります。2019年09月25日に売買契約が締結されており、今後は約50億円をかけて大規模な改修工事や最新鋭の生産ラインの導入が進められる予定で、稼働に向けた準備が着々と整えられています。

急成長する中国市場と国内需要の二兎を追う攻めの戦略

ファンケルがこれほど大胆な投資に踏み切った理由は、数字を見れば一目瞭然です。2019年03月期のサプリメント事業の売上高は439億円を記録し、前の期と比較して22%増という驚異的な成長を遂げています。現在は横浜や千葉など国内3か所で製造を行っていますが、現状の設備だけでは将来的な需要に追いつかないと判断したのでしょう。攻めの姿勢を崩さない同社の経営判断は、非常に合理的かつ迅速であると感じます。

特に注目すべきは、2020年度から本格化させる中国でのサプリメント展開です。経済発展が続く中国では、生活習慣病の予防や美容に対する関心が日本以上に高まっており、信頼の厚い日本ブランドへの期待は絶大といえます。この新工場は「メイド・イン・ジャパン」の品質を世界へ届けるための戦略拠点として、国内向けだけでなく、巨大な中国市場へ輸出する製品の製造も一手に担う重要な役割を果たすことになるはずです。

ここで専門用語について少し触れておきますと、製造業における「生産能力」とは、一定期間内にその工場が作り出せる製品の最大量のことを指します。今回のように能力を3.5倍にするということは、単に機械を増やすだけでなく、物流や管理の効率も劇的に向上させることを意味しているのです。個人的には、一つの企業がこれほどの大規模投資を国内で行うことは、日本の製造業の底力を示す明るいニュースだと確信しています。

今後のスケジュールとしては、工場の改修を経て、2021年03月の本稼働を目指していくとのことです。世界的に健康寿命の延伸が叫ばれる中、ファンケルの新工場がどのような革新的な製品を世に送り出すのか、今から目が離せません。静岡県三島の地から、世界中の人々の健やかな毎日を支える新しい物語が、いよいよ2019年の今、力強く動き出そうとしています。

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