建設会社が挑むパン屋経営の衝撃!戸崎建設が明かす異業種参入の意外なメリットと成功の秘訣

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静岡県焼津市を拠点とする建設会社、戸崎建設が異色の挑戦を続けています。代表を務める戸崎義人社長は、2015年頃から藤枝市内で「石窯パン工房 パトン」の運営を開始しました。一見すると接点のない建設業とベーカリーですが、社長は「原価計算をはじめとした経済の基礎はどちらも共通している」と、その経営の本質を力強く語ります。

開業当初、戸崎社長自らが朝早くから夜遅くまで厨房に立ち、パンの仕込みや焼き上げの作業に没頭する日々を過ごしたそうです。現場に深く関わる泥臭い努力が実を結び、経営は順調に黒字化を達成しました。その勢いのまま、2018年頃には地元である焼津市内に待望の2号店をオープンさせるなど、着実にその事業規模を拡大させています。

そもそも、なぜ建設会社がパン屋を始めたのでしょうか。元々は土地の有効活用を提案する中で、店舗誘致の一環としてパン屋のフランチャイズ(FC)加盟を土地所有者に勧めていました。FCとは、本部から看板や商品、経営ノウハウを借りて営業する仕組みですが、当時の地主の方々からはなかなか興味を持ってもらえなかったと振り返ります。

「それならば自分たちでやってみよう」という逆転の発想が、現在の成功へと繋がりました。自社で店舗を運営することで、市場のトレンドや小売業界の景況感を肌で感じられるようになったといいます。取引先から直接、生きた情報を収集できる環境は、本業である建設業における店舗設計やコンサルティングにも大きなプラスの影響を与えているはずです。

地域を照らすパンの香りと若い力が生み出す企業改革

SNS上では、この異色すぎる経歴のパン屋さんに「建設会社がやっているなんて信じられないほど本格的」「社長自ら焼いていた時期があるとは驚きだ」といった驚嘆の声が寄せられています。プロ顔負けの味はもちろん、地元企業が新しい価値を生み出そうとする姿勢が、多くの市民から温かい応援と共感を集めていることが伺えます。

私が特に注目したいのは、戸崎社長が語る「社内の活性化」というメリットです。建設業界は高齢化が課題となることが多いですが、パン屋には自然と若いスタッフが集まります。活気あふれる若手従業員の存在が社内全体を明るくし、組織に新しい風を吹き込んでいるというエピソードは、人材不足に悩む多くの企業にとって希望の光になるでしょう。

異業種への参入は決して楽な道ではありません。しかし、戸崎建設のように固定観念に縛られず、地域のニーズを自ら形にする行動力こそが、これからの地方企業の生き残り戦略ではないでしょうか。パンの焼ける香りが建設現場の知恵と融合し、静岡の地で新しいビジネスの形が完成しつつあるようです。次はどんな驚きを届けてくれるか楽しみですね。

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