2019年09月25日、東京都の小池百合子知事は都内にある19もの大学から学長らを招き、現在策定を進めている「2030年に向けた長期戦略」についての懇談会を開催しました。未来の東京をデザインするための重要なステップとして、アカデミアの知見を直接取り入れるこの試みは、非常に意義深いものだと言えるでしょう。
この対話の場では、大学側から現代社会の課題を鋭く突く提案が次々と投げかけられました。特に注目したいのは「女性の視点を取り入れた研究技術開発」や、膨大な情報群である「ビッグデータ」を駆使した認知症予防の推進です。これらは、多様性と超高齢社会という東京が直面する二大テーマに合致しており、実現への期待が高まります。
教育と地域コミュニティが鍵を握る未来予想図
さらに議論は技術面のみならず、社会の根幹にも及びました。幼児期の教育の重要性や、希薄化が懸念される地域での繋がり、いわゆる「地縁コミュニティ」の再強化を求める声が上がったそうです。ハード面だけでなく、人の心の育ちや支え合いというソフト面の充実こそが、都市の成熟には欠かせない要素ではないでしょうか。
小池知事は懇談を終え、得られた提言を「ビジョンを描くための貴重な参考にしたい」と前向きな姿勢を示しました。SNS上でも「大学の専門知が都政に反映されるのは素晴らしい」「2030年の東京がどう変わるのか楽しみだ」といった、未来への期待を込めた好意的な反応が数多く見受けられます。
東京都は今後も各大学に対して個別にヒアリングを継続し、戦略の精度をさらに高めていく方針です。知事が述べるように、より具体的な「肉付け」がなされることで、私たち市民がワクワクするような、具体的で力強いロードマップが完成することを切に願って止みません。知見の結集が、東京をより輝かせるはずです。