2019年6月17日の朝、岩屋毅防衛相は、地上配備型迎撃システム**「イージス・アショア」の配備計画に関する問題で、秋田県の佐竹敬久知事に直接謝罪するため、県庁を訪れました。この「イージス・アショア」とは、弾道ミサイルなどの脅威から国を守るために、洋上のイージス艦に搭載されている防空システムを、そのまま地上に設置する固定型の迎撃システムのことです。北朝鮮のミサイル開発の進展などを背景に、わが国の防衛力強化**のために必要不可欠と位置づけられている重要な計画ですね。
しかし、この配備計画を巡っては、候補地の一つとされた陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を「適地」とした防衛省の調査に誤りが見つかるなど、不手際が相次いで発覚しました。これを受け、岩屋防衛相は佐竹知事に対し、「深くおわびいたします。再発防止の徹底を指示しました」と述べ、一連の問題について陳謝したのです。当然ながら、この問題はSNS上でも「信頼できるのか?」「あまりにずさんだ」といった厳しい反響が寄せられており、防衛省への不信感は高まっています。
この謝罪に対し、佐竹知事の反応は非常に厳しいものでした。知事は「残念というより悲しい気持ちです」と、その失望の大きさを表明し、「防衛省はマイナスのスタートと受け止めていただきたい」と、厳重に抗議の意を示されました。この問題は、単なる事務的なミスというだけでなく、国と地方自治体との信頼関係の根本を揺るがしかねない事態だと考えられます。私個人としても、安全保障という極めて重要で機密性の高い計画において、このようなずさんな調査が行われたことは、国民として強い懸念を抱かざるを得ません。
岩屋防衛相は、調査ミスを是正するため、今後現地で改めて測量を実施するとともに、専門家の活用についても検討する方針を伝えました。その上で、「イージス・アショアはわが国の防衛に必要不可欠なもの」だと改めて強調し、配備への理解を求めました。しかし、一度失われた信頼を回復するのは容易ではありません。今回の謝罪が、秋田県民や国民の信頼回復にどれだけつながるのか、その道筋は依然として不透明な状況にあると言えるでしょう。