オルトプラス株価が急騰!「ヒプマイ」新作ゲーム開発参加で年初来高値を更新、復活の起爆剤となるか?

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東京株式市場で、スマートフォン向けゲームを展開するオルトプラスの株価が猛烈な勢いを見せています。2019年09月26日、同社の株価は3日続伸を記録し、一時は前日比19%(78円)高の499円まで急浮上しました。年初来高値を塗り替えるこの躍進の背景には、投資家たちの熱い期待が込められています。

大きな注目を集めている理由は、2019年09月24日に発表された新作ゲーム「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」への開発参加です。このプロジェクトは、資本業務提携先であるアイディアファクトリーと共同で進められており、豪華な声優陣を起用したコンテンツ力が、収益の大幅な改善に寄与するという見方が強まっています。

SNS上では「ついにオルトプラスの本気が見られるのか」「ヒプマイ効果で株価がどこまで伸びるか楽しみ」といった、ファンや投資家によるポジティブな投稿が相次いでいます。期待感の強さは数字にも表れており、売買代金は発表前の営業日である2019年09月20日の約140倍という驚異的な規模まで膨れ上がりました。

業界内でも、人気声優を起用したタイトルの成功例は多く、KLabやバンダイナムコホールディングスの先行事例に続くヒットを予感させる状況です。エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストも、既存のヒット作に続く可能性を指摘しており、個人投資家の間では「次の大化け銘柄」としての思惑が急速に広がっています。

業績回復への課題と「ゴーイングコンサーン」の壁

一方で、手放しでの楽観視を戒める慎重な意見も根強く残っています。オルトプラスは2013年の東証マザーズ上場以来、2018年09月期まで5期連続で営業赤字を計上しているからです。2018年10月から2019年06月期にかけても、7億4200万円の営業赤字となっており、財務体質の抜本的な立て直しが急務と言えるでしょう。

ここで重要なキーワードとなるのが「継続企業の前提に関する注記(ゴーイングコンサーン)」です。これは、企業が将来にわたって事業を継続できるかどうかに不確実性が認められる場合に、決算短信等に記載される警告のようなものです。投資家にとっては、倒産などのリスクを慎重に見極めるための重要な指標となります。

ネット証券の関係者からは、こうした不安要素が残る中では、さらなる上値を追うのは容易ではないという厳しい指摘も出ています。私自身の見解としても、強力なIP(知的財産)を手に入れたことは大きなチャンスですが、それが一過性のブームで終わるのか、持続的な収益基盤に育つのかが、真の復活を左右する分水嶺になると考えています。

今はまさに、期待と不安が交錯するドラマチックな局面です。熱狂的な人気を誇るコンテンツを武器に、同社がこれまでの低迷を打ち破ることができるのか、2019年09月27日現在の市場は、その一挙手一投足を見守っています。今後の業績発表が、株価の物語を完結させる重要な鍵となることは間違いありません。

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