大和ハウスグループの有力企業である日本住宅流通株式会社は、2019年9月30日に新たな組織運営の指針を発表しました。翌日となる2019年10月1日付で、同社は重要な機構改革を断行することを明らかにしています。今回の改革の目玉は、大阪本店および東京支社における主要部門の名称変更です。これまで親しまれてきた部署名が一新されることで、より顧客に分かりやすく、専門性を際立たせたサービス展開が期待できるでしょう。
具体的には、大阪本店に置かれている「リースマーケッティング事業部」が「賃貸管理事業部」へと生まれ変わります。併せて「買取再販事業部」も「買取再生事業部」へと改称されることが決定しました。ここで用いられている「リースマーケッティング」とは、不動産の賃貸経営を円滑に進めるための市場分析や運営支援を指す専門用語です。実態に即した「賃貸管理」という言葉を選ぶことで、オーナー様や入居者様にとっても、業務内容がよりイメージしやすくなるはずです。
同様の変化は、首都圏の拠点である東京支社でも同時に行われます。大阪と同じく、これまでの「LM事業部(リースマーケッティング事業部)」と「買取再販事業部」は、それぞれ「賃貸管理事業部」と「買取再生事業部」へと名称が統合されました。特に「買取再販」から「買取再生」への名称変更は、単に中古住宅を仕入れて売るだけでなく、物件に付加価値を与えて蘇らせるという、企業の強い意志が感じられる素晴らしいリブランディングと言えるでしょう。
SNS上では、このニュースに対して「カタカナよりも漢字の方が、何をやっている部署か直感的に分かりやすくて助かる」といった好意的な意見が見受けられます。また、業界関係者からは「買取再生という言葉には、昨今の社会課題である空き家問題への積極的なアプローチも含まれているのではないか」といった鋭い推察も寄せられていました。不動産業界全体がサービスの本質を問い直す時期に来ている中で、同社のこの決定は非常にタイムリーなものだと感じます。
私自身の見解としては、今回の機構改革は単なる看板の掛け替えではないと考えています。少子高齢化が進む現代において、住宅を「再生」させる視点は、持続可能な社会を築く上で欠かせない要素です。日本住宅流通が、より実直な名称を冠することで、地域社会に根ざした信頼をさらに積み上げていく姿が目に浮かびます。2019年10月1日という新しい月の始まりに、同社がどのような新風を業界に吹き込んでくれるのか、非常に楽しみでなりません。