讃岐うどんのトレンドに異変?「強いコシ」から「モチモチ二段階食感」へ進化する最新事情

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香川県が誇るソウルフード、讃岐うどんの定義が今、大きな転換期を迎えているのかもしれません。坂出市に拠点を置く老舗製粉会社、吉原食糧の吉原良一社長は、今後のうどんの主流はさらに「モチモチとした食感」へとシフトしていくと大胆に予測しています。これまでは噛み切るのが大変なほどの力強い弾力が代名詞でしたが、現在はより優しく、心地よい歯触りが求められているのです。

最新のトレンドとして注目されているのが、外側はふんわりと柔らかく、中心部に進むにつれて心地よい跳ね返りを感じる「二段階の食感」を持つ麺です。この絶妙なバランスを実現するために、原料となる小麦粉も進化を遂げてきました。具体的には、麺の硬さに影響を与える成分である「たんぱく質」の含有量をあえて抑えるなど、時代のニーズに合わせた繊細な調整が日夜繰り返されています。

こうした職人たちのこだわりに対し、SNS上では「最近のうどんは飲み物のように喉越しが良い」「グミのような新食感にハマっている」といった驚きと喜びの声が数多く寄せられました。単に硬いだけではない、多層的な食感の魅力に気づき始めたファンが急速に増えていることが伺えます。伝統を大切にしながらも、常にアップデートを止めない讃岐うどん界の探究心には、驚かされるばかりではないでしょうか。

世界と手を取り合う次世代の小麦開発

未来の美味しい一杯を作るための「種まき」は、既に国境を越えて動き出しています。2019年9月11日には、オーストラリアから50名もの小麦生産者が吉原食糧の製粉工場を訪れ、熱気あふれる意見交換が行われました。生産現場の第一線に立つ彼らに対し、理想のモチモチ感を実現するための新しい品種開発を直接要望するなど、非常に具体的かつ戦略的な話し合いが展開されています。

私自身の見解としても、この「食感の多様化」は非常にポジティブな変化だと感じています。硬すぎる麺は時に食べる人を選びますが、モチモチとした適度な弾力は、子供から高齢者まで幅広い層を笑顔にする力があるからです。現地の生産者と手を取り合うことで、数年後には私たちが想像もできないような、魔法のような食感のうどんが食卓に並んでいるかもしれません。そんな未来の到来が、今から待ち遠しくてなりません。

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