2019年9月27日、最新の消費動向を映し出す日経POS情報の週間ランキングが発表されました。2019年9月15日から2019年9月21日までの集計期間において、飲料カテゴリーの頂点に立ったのは、2019年9月14日に彗星のごとく現れた「コカ・コーラ アップル」です。世界初となるリンゴ味のコーラという話題性に加え、秋の訪れを感じさせる爽やかな風味が消費者の心を掴んだのでしょう。
SNS上では「意外にもコーラとリンゴが合う!」「秋限定の特別感がたまらない」といった投稿が相次いでおり、新しさを求める若年層を中心に爆発的な支持を集めているようです。続く第2位にも、同じく新発売の「三ツ矢ジンジャー」がランクインしており、季節の変わり目に刺激を求める傾向が顕著に見て取れます。炭酸飲料の定番ブランドが提案する新しい刺激が、市場を大いに活気づけていると言えるでしょう。
スイーツ界を揺るがす「華もち」の再来と驚愕の「謎肉祭」
冷凍食品部門では、ハーゲンダッツジャパンが誇る伝説的人気シリーズ「華もち」が、2019年9月14日の発売とともに上位を独占しました。1位の「吟撰きなこ黒みつ」と2位の「ずんだ」は、アイスクリームとお餅を融合させた贅沢な逸品です。この「華もち」とは、独自の製法で冷凍下でも柔らかいお餅の食感を楽しめるように開発された、和洋折衷のデザートとして知られています。
また、食品部門で注目したいのが、第3位にランクインした日清食品の「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」です。カップヌードルファンにはお馴染みの、味付け豚ミンチ、通称「謎肉」を通常の10倍近く盛り込んだこの商品は、ネット上でも「肉の暴力」「もはや主食が謎肉」と大きな反響を呼んでいます。2019年8月31日のバースデー記念パッケージとともに、ブランドへの愛着を再認識させる結果となりました。
菓子部門では、ロッテの「チョコを味わうパイの実<深みショコラ>」が初登場で首位を獲得しています。大人向けのビターな味わいが、秋の夜長のお供として選ばれているようです。一方で、バンダイの「SGプログライズキー01」が第4位に食い込むなど、特撮ヒーロー関連の玩具菓子も根強い人気を誇っており、ファミリー層の購買力の高さがうかがえます。嗜好品においても、季節感と趣味性が重要なキーワードになっているのは間違いありません。
美の追求に妥協なし!SK-IIが独占する高級コフレ市場
家庭用品カテゴリーに目を向けると、高級スキンケアブランド「SK-IIプレステージ」の圧倒的な強さが光っています。2019年9月3日に発売された限定コフレが上位3位までを独占し、美容意識の高い層からの厚い信頼を証明しました。コフレとはフランス語で「宝石箱」を意味し、複数の化粧品がセットになったお得な限定パックのことを指します。自分へのご褒美として、これら豪華なセットを手に取る方が多いのでしょう。
編集者の視点から分析すると、今回のランキングからは「日常の中の小さな贅沢」を求める消費心理が色濃く反映されていると感じます。コーラの新作やハーゲンダッツの限定品、そして高級化粧品のコフレ。これらはすべて、慌ただしい毎日の中で少しだけ気分を高めてくれる「付加価値」を持った商品ばかりです。消費税増税を前にした買いだめ需要も予測されましたが、それ以上に「今しか買えないワクワク感」が、購買の決定打となっているようです。