レモンサワーの次はこれ!宝酒造が仕掛ける「抹茶ハイ」ブームの全貌と革新技術とは?

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お酒好きの間で長く続いてきたレモンサワーブームですが、今、その勢力図を塗り替える新たな主役が登場しようとしています。京都市に本社を置く宝酒造は、2019年に入り「抹茶ハイ」を次なるヒットの柱に据え、攻勢を強めています。SNSでは、その鮮やかな緑色が「写真映え抜群」と話題になっており、都内の居酒屋を中心に人気が急上昇しているのです。

宝酒造は2019年9月10日、家庭で手軽に楽しめる缶入りの「極上抹茶ハイ」を全国のスーパーやコンビニで発売しました。ラインナップは、深いコクが楽しめる「濃い宇治抹茶」、上品な風味の「宇治抹茶」、そして爽快感のある「抹茶レモン」の3種類です。価格も153円から178円(税抜き)と手頃で、日常の晩酌に新しい彩りを添えてくれるでしょう。

伝統の「抹茶」を最新技術で缶に封じ込める

抹茶ハイとは、一般的に焼酎を抹茶の水割りで割った飲み物を指します。今回注目すべきは、宝酒造が開発した独自の変色防止技術です。本来、天然の抹茶は光や時間に弱く、すぐに茶色く変色してしまう性質があります。しかし同社は、着色料に頼らずに抹茶本来の鮮やかな緑色を維持する画期的な手法を編み出し、現在特許を出願しているとのことです。

この技術により、お店で点てたばかりのような美しい色彩を、缶を開けるだけで楽しめるようになりました。昨今のインバウンド需要の高まりを受け、日本の伝統文化である抹茶をベースにしたアルコール飲料は、訪日外国人からも熱い視線を浴びています。SNSでも「色が綺麗で元気が出る」「和食によく合う」といったポジティブな反響が相次いでいます。

さらに、自分好みの濃さで作りたいというニーズに応え、2019年9月には「極上抹茶ハイの素」などのリカー商品も発売されました。これらは水で割るだけで本格的な抹茶ハイが完成する魔法のボトルです。筆者の視点では、健康志向が高まる現代において、甘さ控えめでポリフェノールも摂取できる抹茶ハイは、非常に理にかなった選択だと感じます。

居酒屋から家庭へ!広がる「抹茶ハイ」の包囲網

宝酒造は2019年6月から、業務用としてもこの「抹茶ハイの素」を展開しています。「はなの舞」や「庄や」といった大手居酒屋チェーンでの採用が進んでおり、店舗側からも「準備の手間が省ける上に、抹茶ビアなどのアレンジメニューも作れる」と高く評価されています。これにより、外食時でも自宅でも、同じクオリティの味が楽しめる環境が整いました。

かつてのレモンサワーブームでは他社に先を越された苦い経験を持つ宝酒造ですが、今回の抹茶ハイにかける意気込みは並々ならぬものがあります。「焼酎の美味しさを引き立てるのは抹茶である」という同社の強い信念が、この新市場を切り拓く原動力となっているのでしょう。お茶割りの概念を覆す、このグリーンの旋風から目が離せそうにありません。

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