2019年6月18日、米国務省は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席による北朝鮮訪問に関して、重大な声明を発表いたしました。この声明では、北朝鮮の「非核化」という究極的な目標を達成するために、米国が同盟国やパートナー国、そして国連安全保障理事会(安保理)の常任理事国である中国との緊密な連携を続ける意向が明確に示されています。中国に対し、北朝鮮の非核化に向けた建設的な役割を果たすよう期待を寄せているのが、この発表の核心と言えるでしょう。
安保理の常任理事国とは、国際連合の安全保障理事会において、常に席を持つ五つの主要国(米国、英国、フランス、ロシア、中国)を指し、国際的な平和と安全の維持に重い責任を負っています。米国は、中国を含むこれらの常任理事国が「最終的で完全に検証された非核化」という共通のゴールに取り組んでいる点を強く強調しました。この「最終的で完全に検証された非核化」とは、北朝鮮が保有するすべての核兵器と核開発計画を、国際的な専門家が確認できる形で、不可逆的かつ完全に放棄することを意味しています。
さらに米国は、この完全な非核化の内容、およびその目標に向けた意味のある進展がどのようなものであるかについて、米国と国際社会の間で共通の理解ができていると表明しています。これは、北朝鮮と中国、そして米国を含む国際社会との間で、非核化の定義や達成すべき段階について認識のズレはない、という自信の表れだと私は考えます。中国が北朝鮮と緊密な関係にあるからこそ、今回の習主席の訪問は、停滞していた非核化交渉を前進させるための重要なテコとなる可能性を秘めていると言えるでしょう。
このニュースが報じられた直後、SNSでは様々な反響が飛び交いました。「米中関係が冷え込む中でも、北朝鮮問題では協調の姿勢を見せているのは心強い」「習主席が金正恩総書記に対し、非核化の重要性をどこまで伝えられるかが鍵だ」といった期待の声が多く見受けられました。一方で、「中国の役割に期待するのは当然だが、北朝鮮が本気で非核化に応じるか疑問だ」「非核化のプロセスが長期化するのではないか」といった慎重な意見も少なくありませんでした。国際社会の平和と安定に関わるこの重要な局面で、大国同士の連携がどのような成果を生み出すのか、今後の動向から目が離せません。