🔥米中貿易戦争の裏で動く「北朝鮮カード」!習近平主席、2019年6月初の訪朝でG20前のトランプ政権を強く牽制か?【SEOキーワード:習近平 訪朝、金正恩、G20、米中貿易戦争、非核化】

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中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が、二〇一九年六月二十日から二十一日の日程で北朝鮮を公式訪問するという衝撃的なニュースが、六月十七日、中国国営の新華社によって世界中に伝えられました。これは二〇一三年の就任以来、習主席にとって初めての北朝鮮訪問であり、北朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で五度目となる首脳会談が実現する見通しです。この電撃的な訪問は、六月下旬に日本の大阪で開催される主要二十カ国・地域首脳会議(G20サミット)を目前に控えたタイミングで敢行されることから、北朝鮮の「後ろ盾」としての存在感を強くアピールし、アメリカ合衆国のトランプ政権を牽制する狙いがあると見られています。

中国の国家主席による北朝鮮訪問は、二〇〇五年当時の胡錦濤(フー・ジンタオ)氏以来、じつに十四年ぶりという大変に久しい出来事です。二〇〇六年九月に北朝鮮が初の地下核実験を強行して以来、国家主席の訪朝は長らく途絶えていました。しかし、二〇一八年三月に金正恩委員長が北京を訪問し、習主席と初の会談を行って以降、米朝関係および南北関係の進展と連動するかのように、中朝関係も急速に改善していきました。今回、習主席が北朝鮮側の招待に応じる形で訪問し、非核化問題など、朝鮮半島の未来を左右する重要なテーマについて議論が交わされる予定です。

急接近の裏にある思惑:トランプ政権への明確な対抗策

韓国大統領府は六月十七日、習主席の今回の訪朝が「非核化交渉の早期再開と、それを通じた朝鮮半島の恒久的な平和定着に貢献することを期待する」との公式見解を表明しました。しかしながら、アメリカのトランプ政権が目指す「完全非核化」と、北朝鮮が主張する「段階的な非核化」との間には依然として大きな隔たりが存在しているのが現状です。この会談で、習主席が改めて北朝鮮の立場である段階的な非核化を支持し、緊密な中朝連携を国内外に示すことは想像に難くありません。私は、この一連の動きは、米朝の非核化交渉というよりも、むしろ「米中」の激しい対立が背景にあると見ています。

この突然の北朝鮮訪問の裏側には、トランプ政権から多方面で追い込まれつつある習指導部の、苦渋の判断が垣間見えるような気がいたします。たとえば、香港政府が進める「逃亡犯条例」改正案を巡っては、トランプ政権が「重大な懸念」を表明し、G20サミットに合わせた米中首脳会談でもこの問題を議論する姿勢を見せているのです。アメリカの内政干渉を招くことを何としてでも避けたい中国の指導部にとって、この問題は非常に神経質なものとなっています。

さらに、米中貿易戦争において、トランプ大統領は中国製品に対する追加関税の発動も辞さない強硬な姿勢を貫いています。これに対し、中国側は、アメリカが輸入に頼るレアアース(希土類)の輸出停止措置を「対抗カード」としてちらつかせてはいるものの、現状では有効な対抗策が見当たらないという、苦しい状況に追い込まれています。このような状況下で、中国が改めて対米牽制の外交カードとして「北朝鮮問題」に注目したのは、極めて自然な流れでしょう。核・ミサイル開発問題を抱える北朝鮮との関係強化は、中国にとって対米交渉における重要なテコとなる可能性を秘めています。

この報道に対するSNSでの反響も大きく、「中国が北朝鮮との同盟関係を再び世界に見せつけることで、アメリカに対するプレッシャーを強めている」「米中貿易戦争のせいで、中国が北朝鮮を外交カードとして使うほど切羽詰まっているようだ」といった意見が多数見受けられました。また、「習主席の訪朝は、非核化交渉の膠着を打開するきっかけになるかもしれない」といった、朝鮮半島の平和定着に向けた期待の声も上がっています。いずれにせよ、六月下旬に開催されるG20サミットを前に、米中両国の駆け引きは最高潮に達していると言えるでしょう。

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