【技能五輪】トヨタの若き匠が挑む!AI時代に輝く「ものづくり」の魂と金メダルへの熱意

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2019年8月にロシア・カザンで開催される「技能五輪国際大会」へ向けて、自動車産業の雄であるトヨタ自動車から選抜された若き技術者たちの熱意あふれる技能が、2019年6月26日にトヨタスポーツセンター(愛知県豊田市)で公開されました。人工知能(AI)やロボット技術が目覚ましい発展を遂げる現代において、実物に触れ、自らの手で作り上げることを重んじる「ものづくり精神」を次世代へ確実に継承していく、という同社の強い意志が垣間見えるでしょう。

この国際大会は2年に一度開催されており、原則として22歳以下の各国代表選手が、溶接や造園など実に56種目にも及ぶ幅広い分野で、その技能の高さを競い合うものです。今回はトヨタから、複雑な形状の部品を製作する「CNC旋盤」や「車体塗装」など、多岐にわたる6職種に、選りすぐりの6名が出場することが決定しております。会社の未来を担う彼らが世界を舞台にどのような活躍を見せてくれるのか、今から期待が高まりますね。

特に注目を集めているのは、コンピューターで作成した図面を基に、制限時間内で高精度な金属加工を行う「CNC旋盤」に出場する公文未歩選手(21)です。「金メダルを獲得することが目標で、これまでお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて恩返しをしたい」と力強く抱負を述べられました。また、企業や組織のネットワーク環境の構築・管理技術を競う「ITネットワークシステム管理」の川島一馬選手(20)も、「会社の代表として選ばれた誇りを胸に、期待に応えるパフォーマンスを発揮したい」と、世界への挑戦に向けて意気込みを語っています。

このトヨタの若き技術者たちの挑戦に対し、SNS上では「AI時代だからこそ、こうした熟練の技能が重要になる」「日本のものづくり魂を世界に示してほしい」といった、応援や共感のコメントが多数寄せられています。特に、公文選手や川島選手のような若い世代が、高い目標を掲げて世界に挑む姿勢は、多くの人々に感動を与えているようです。

トヨタ自動車の技能者養成所、深津敏昭所長は、今回の選手公開にあたり「今後、AIやクルマの電動化を導入していくことは不可避ですが、その根底にあるのは基本的な技能、つまり『手』で覚える技術が全てなのです」と、ものづくりの本質を深く洞察した言葉を述べられました。さらに、「一度失ってしまった技術を取り戻すには、それまでの3倍、4倍もの長い年月と労力が必要になる」と警鐘を鳴らし、「技術を何よりも大切にするという考え方に基づいたものづくりを、これからも絶やさずに続けていきたい」という強い決意を表明しています。

筆者の意見としては、AIが進化し、単純作業が自動化されていく未来だからこそ、人間の持つ熟練の技、すなわち「匠の技能」の価値はますます高まっていくものと考えています。機械では再現できない、感覚と経験に裏打ちされた高度な技能こそが、日本の「ものづくり」の真髄であり、世界で戦い続けるための最大の武器になるのではないでしょうか。トヨタの若き選手たちが世界大会で躍動し、日本の技術力の高さと、熱い「ものづくり精神」を世界に改めて知らしめてくれることを心から願っております。

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