日本最大級の美容クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を運営する株式会社アイスタイルが、2019年07月01日付で大きな転換期を迎える新体制を発表しました。今回の組織変更で最も注目を集めているのは、創業社長である吉松徹郎氏が、連結子会社である株式会社アイメイカーズの社長を兼任するという異例の布陣です。グループの司令塔が自ら現場に近い事業会社の指揮を執る姿に、市場からは強い期待感が漂っています。
あわせて、取締役兼CFO(最高財務責任者)を務める菅原敬氏が「Corporate領域」の担当として、組織の土台をより強固にする役割を担うことになりました。CFOとは、企業の財務戦略を統括する非常に重要なポストですが、今回の改編では財務のみならず、経営基盤全般を幅広く監督する立場へと進化しています。盤石な財務基盤とスピーディーな経営判断を両立させることで、さらなる成長加速を狙っているのでしょう。
SNS上では、この人事ニュースに対して「アイスタイルの本気度が伝わってくる」「吉松社長が直接アイメイカーズを見るなら、新しいサービスが生まれる予感がする」といった前向きなコメントが数多く寄せられています。特に美容系スタートアップやWebメディア界隈からは、創業者の現場復帰に近いこの決断が、既存のビジネスモデルにどのような化学反応を起こすのかという点に、熱い視線が注がれているようです。
筆者の個人的な見解としては、今回の人事は単なる役職の付け替えではなく、アイスタイルが「原点回帰」と「破壊的イノベーション」を同時に狙った戦略的な一手であると感じます。上場企業として安定期に入るのではなく、あえてトップが新たな領域に深くコミットする姿勢は、変化の激しい現代の美容市場において非常に正しい選択ではないでしょうか。経営陣がここまでアグレッシブに動く企業は、投資家にとってもユーザーにとっても非常に魅力的です。
さらに、同社を支えるSenior Vice President(シニア・バイス・プレジデント)陣の役割も明確化されました。この役職は、一般的な企業における「上級副社長」を指し、各部門の執行責任を負うプロフェッショナルな立場です。2019年07月01日からの新体制では、これら精鋭のリーダーたちが、吉松CEOの描くビジョンを具体的なサービスへと落とし込んでいくことになります。今後のアイスタイルがどのような「美のプラットフォーム」を築くのか、目が離せません。