問題28
高齢者に多く見られる疾病とその病態との組み合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 .パーキンソン病—————–歩行障害
2 .脊髄小脳変性症—————-骨格筋の急速な筋力低下
3 .大腿動脈の閉塞性動脈硬化症—-間欠性跛行
4 .肺結核————————呼気延長
5 .関節リウマチ——————-朝の手のこわばり
高齢者に多く見られる疾患とその病態の組み合わせについて考えてみましょう。
正解は以下の3つです。
1 パーキンソン病:運動機能障害を特徴とする神経変性疾患で、主な症状として挙がるのは手足の震えや硬直、そして歩行障害です。また、認知機能の低下やうつ病といった精神症状も見られます。
3 大腿動脈の閉塞性動脈硬化症:大腿動脈の閉塞によって脚に血液が行き渡らなくなり、間欠性跛行(claudication)と呼ばれる症状が現れます。歩行時に足に痛みや疲れを感じ、しばしば立ち止まって休む必要があります。
5 関節リウマチ:関節の炎症を起こす自己免疫疾患で、主な症状として関節の痛みや腫れ、朝のこわばりが挙がります。高齢者に多く見られる変形性関節症と混同されることがありますが、リウマチは変形よりも関節の炎症を伴う点で異なります。
適切でない選択肢は以下の2つです。
2 脊髄小脳変性症:小脳に障害が生じ、運動協調機能の低下や姿勢の不安定さが現れます。筋力低下というのは症状の一部ではありますが、急速なものではなく、また骨格筋に限定されるわけでもありません。
4 肺結核:肺に結核菌が感染し、痰や咳などの症状が現れます。呼気延長は肺気腫や気管支喘息などの呼吸器疾患に見られる症状であり、肺結核には関係ありません。