問題48
集団援助技術(ソーシャルグループワーク)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 .集団援助技術とは、ワーカーが集団におけるメンバーの相互関係のダイナミックな動きを意図的に活用するものである。
2 .同じような問題を抱えている他のメンバーに接することで、各メンバーが自分の問題についての新しい見方を獲得する機会となる。
3 .ワーカーは、グループ全体としての活動を展開するだけではなく、メンバーの個別なニーズにも働きかける。
4 .グループ内で対立が起きた場合には、メンバーの主体的な活動を重視し、ワーカーは介入すべきではない。
5 .プログラムの円滑な実施を図るため、ワーカーは常にグループ内でリーダーとしての役割を担う。
正しい選択肢は以下の3つです。
1 集団援助技術は、ワーカーが集団におけるメンバーの相互関係のダイナミックな動きを意図的に活用することで、個人や集団の問題解決や成長を支援する技術です。ワーカーがグループ内の相互作用を促進することで、メンバー自身が問題の解決や成長に向けて動き出すことが期待されます。
2 同じような問題を抱えている他のメンバーに接することで、自分の問題について新しい見方を獲得する機会が得られることがあります。グループの中で共通の問題や悩みを抱えているメンバー同士が出会い、お互いに共感や理解を示し合うことで、新たなアイデアや解決策が生まれることがあります。
3 ワーカーは、グループ全体としての活動を展開するとともに、個別なニーズにも対応する必要があります。グループで共通して抱える問題に対する支援とともに、個々のメンバーが抱える問題や課題にも目を向け、適切なアドバイスやサポートを提供することが求められます。ただし、個別支援が過剰になり、グループ全体の成長や問題解決が妨げられることもあるため、バランスをとりながら対応することが必要です。
選択肢4と5の誤りは以下の通りです。
「4 グループ内で対立が起きた場合には、メンバーの主体的な活動を重視し、ワーカーは介入すべきではない。」というのは誤りです。集団援助技術では、ワーカーはメンバーの主体的な活動を促進し、対立解決や問題解決のプロセスを支援することが求められます。ワーカーは、対立が生じた際には、グループ全体の利益を考慮しつつ、積極的に問題解決に取り組む必要があります。
「5 プログラムの円滑な実施を図るため、ワーカーが常にグループ内でリーダーとしての役割を担う。」というのは誤りです。集団援助技術では、ワーカーはリーダーシップの役割を果たすことが求められますが、グループのメンバーは自己決定の権利を持っており、自らの問題解決のプロセスを主導することができます。ワーカーは、メンバーをサポートし、彼らが自己決定を行うための環境を作り出すことが求められます。