GPT-4を超える日本語特化LLM誕生?AIスタートアップが描く革新のゆくえ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)を開発し、米オープンAIのGPT-4を上回る性能を示したと話題を呼んでいるAIスタートアップがあります。創業者が起業を志したのは2013年、東京大学4年生のときに史上最年少で東証1部(現プライム)に上場した経営者と出会い、「起業は大きな成長機会になる」と確信したのがきっかけだったそうです。そして大学院ではAI研究の第一人者である松尾豊教授のもとでプログラミングに没頭し、同窓生には7月の東京都知事選に立候補したAIエンジニアの名もあったといいます。

2018年にイライザを立ち上げた当時は、AIの主戦場が画像処理だったものの、「言語こそ人間を人間たらしめる核心」という信念から周囲の反対を押し切って自然言語処理の世界へ飛び込んだといいます。一般の人々からは「海外の企業が独占していると思っていたけれど、日本にもこんなパワフルなAIベンチャーがあるなんて誇らしい」という声が聞かれ、国産モデルへの期待は高まっているようです。一方で「本当にGPT-4を超えられるのか?」と半信半疑の人もおり、その注目度の大きさがうかがえます。

新興企業とはいえ、米企業が大半を占める生成AIの世界で数少ない日本発のプレーヤーという使命感を感じているとのことです。ビジネスだけでなく社会実装を進めるために、地道な作業にも真正面から取り組んでいく意欲をみせており、これからどのような革新が生まれていくのか期待が集まるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*