群馬の魅力が爆発!2019年プレDC閉幕で分かった「体験型観光」の新潮流と2020年本番への期待

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2019年4月1日から6月30日までの3カ月間にわたり、群馬県全域を舞台に繰り広げられたJRグループの大型観光キャンペーン「プレデスティネーションキャンペーン(プレDC)」が、惜しまれつつも幕を閉じました。今回のキャンペーンは「心にググっとぐんま わくわく 体験 新発見」というキャッチコピーのもと、1200種類を超える多彩な観光コンテンツが用意され、県内外から多くの観光客を呼び込むことに成功したようです。

特に注目を集めたのは、群馬の雄大な自然をダイレクトに肌で感じられるアクティビティの数々でした。信越本線の旧線を歩く「廃線ウォーク」やスリル満点のバンジージャンプといった体験型イベントは、これまでの「群馬=温泉」という固定観念を覆すほどのインパクトを放っています。SNS上でも「群馬でこんなにアクティブに遊べるなんて知らなかった」といった驚きの声が相次ぎ、新しい群馬の楽しみ方が浸透しつつあることが伺えるでしょう。

5月に実施された旅行会社向けの「エクスカーション」では、プロの目からも群馬のポテンシャルの高さに賞賛が送られました。ここで言うエクスカーションとは、観光地の魅力を体験してもらうための「体験型視察旅行」を指しますが、参加した担当者からは体験素材の豊富さに驚きを隠せない様子だったとのことです。私自身の視点としても、有名温泉地に頼るだけでなく、こうした独自の体験価値を掘り起こしたことは、リピーター獲得において極めて重要な一歩だと感じています。

2019年の春は天候にも恵まれ、観光地の主役である「花」が見事なリレーを見せてくれました。4月の冷え込みにより桜の開花期間が延びたことに加え、史上初の10連休となったゴールデンウィークにはフジやツツジが見頃を迎えるという幸運も重なっています。自然の彩りが観光客の心を捉え、主要観光地における1日あたりの平均客数は、前年と比較して11%も増加するという素晴らしい結果を残しました。

おもてなしの土壌作りも着実に進んでおり、2019年2月からスタートした「ぐんまウェルカムサポーターズ」の登録者は、早くも約5万人に達する勢いを見せています。これは地域の企業や個人が観光客を温かく迎え入れるための登録制度であり、地域全体で観光を盛り上げようという意識の高さが数字に表れた格好です。シャトルバスの運行など、現場レベルでの受け入れ態勢の進化は、観光地としての成熟を感じさせますね。

2020年の「DC本番」を成功に導くための解決すべきハードル

しかし、好調な集客の裏側で見えてきた課題も無視できません。人気の花祭りや大型連休中には、各地で深刻な駐車場不足や道路渋滞が発生しました。せっかくの旅行が移動のストレスで台無しにならないよう、県は今後、より効率的な周遊ルートの構築や交通インフラの最適化を検証していく方針です。せっかくの「おもてなし」の心を活かすためにも、スムーズな移動手段の確保は急務であると私は考えます。

さらに、日帰り観光から「宿泊」へとつなげる仕掛け作りも、今後の大きなテーマとなるでしょう。プレDCでは早朝の高原ヒーリングツアーや星空観賞会など、宿泊しなければ味わえない特別な体験が試行されましたが、まだその数は十分とは言えません。今後は「宿泊者限定」のプレミアムなイベントをいかに増やせるかが、群馬経済への波及効果を高める鍵を握ることになるはずです。

2020年に控える「デスティネーションキャンペーン(DC)」の本番では、観光素材を1600件まで拡充する計画が立てられています。プレDCで見つかった改善点を一つずつ解消し、群馬ならではの「体験」と「宿泊」を融合させた究極の旅の形が提示されることを期待せずにはいられません。日本を代表する観光県へと飛躍する群馬の挑戦から、これからも目が離せそうにありませんね。

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